キャンプ100年記念シンポジウム 11月7日(土)


キャンプ100周年記念シンポジウム11月7日(土)

プレキーノートスピーチ

「キャンプ100年とこれからのキャンプ」10:00-12:00

スピーカー:阪田晃一(神戸YMCAキャンピングサービス/YMCA Camp Yoshima)

 日本の組織キャンプは、1920年に六甲山山麓で天幕を張って一定期間を屋外で過ごしたことから始まりました。そして日本で初めての組織キャンプ場は、「成すことによって学ぶ-Learning by doing」を実践する場として、ジョン・デューイに直接師事した実業家の小林弥太郎と東京YMCA主事の鈴木栄吉によって、1923年山中湖、1932年野尻湖にキャンプ場を開設し、青少年育成のためのキャンプの礎が築かれました。
 当時は一体どんな時代だったのでしょうか。
 1910年韓国併合、1914年第一次世界大戦勃発、1923年関東大震災、1925年治安維持法成立、1927年金融恐慌、1931年満州事変、1933年日本国際連盟脱退、1937年日中戦争、1938年国家総動員法公布、1939年第二次世界大戦勃発、1941年太平洋戦争勃発。1868年に明治時代が幕を開けて以来、「文明化」と欧米列強との摩擦の波に呑まれた、まさに激動の時代と言っていいでしょう。
 組織キャンプ開始を起点とした100年は、様々な100年を切り取ることができます。終戦から100年前、1845年はまだ江戸時代でした。終戦から100年後の2045年に一体世界はどんな世界になっているでしょうか。それは今からたった25年先の話です。
 2020年、新型コロナウィルス感染症のパンデミックが世界を襲いました。2011年東日本大震災、2008年世界金融危機(リーマンショック)、1995年阪神淡路大震災、1994年地下鉄サリン事件(オウム真理教)、1991年バブル崩壊、1973年オイルショックなど、戦後も社会や世界の情勢は目まぐるしく変化しています。YMCAがスタートした1800年代は、第一次産業革命の時代でした。
 ふと考えてみると、新型感染症でキャンプの実施に右往左往している私たちは、太平洋戦争勃発前の組織キャンプ初期に、キャンプを実施できたであろうか。ただキャンプをすることはできたかもしれません。しかし先達たちのように、青少年育成を目的として、断固たる決意と理想の元、正しい活動を貫徹できたのだろうか?と思うと、甚だ疑問なのです。
 組織キャンプの100年は、その他のどんな社会の出来事もそうであったように、社会と世界の営みの中で発展してきました。当日は特に現代の課題から未来を推測し、これから必要となるビジョンについて、議論したいと思います。

 

神戸YMCAボランティアリーダー委嘱式 13:00-13:30

本来年度始めに行っている、YMCAよりボランティアリーダーへの委嘱状授与式を行います。
式次第(予定)
挨拶:井上 真二 総主事
委嘱状授与:各リーダー会代表者

キャンプ100年記念シンポジウム(大阪YMCAより中継)13:30-16:00

詳細はこちらより

神戸YMCA会場 参加方法

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  • 神戸YMCA会場orオンライン配信(Youtubeライブ)をお選びいただけます。
  • ライブ配信URLはお申し込みの方に、前日夜までに配信いたします。
  • 神戸YMCA会場をご利用の方は、感染症対策にご協力ください。
会場感染症対策
  1. 検温、体調管理・・・発熱、不調の方はご遠慮ください。
  2. マスクの着用、手指消毒
  3. ソーシャルディスタンスの確保

開催概要

主 催:神戸YMCA

日 程:2020年11月7日(土)

会 場:神戸YMCA三宮会館 神戸市中央区加納町2-7-11

スケジュール:
  9:30 開場
10:00 プレキーノートスピーチ ※オンライン配信あり
12:00 休憩
13:00 リーダー委嘱式 ※オンライン配信なし
13:30 キャンプ100記念シンポジウム ※大阪YMCAより配信
16:30 終了予定 

問合せ:hello-camp@kobeymca.org